キャンピングカーでアメリカ横断! ー節約術・編ー
キャンピングカーでアメリカ横断。
誰もが一度はやってみたいことではないでしょうか。
僕もかねてからのバケットリストであったアメリカ横断を、つい先日達成しました。
タイトルの通り、ここではキャンピングカー(以下RV)でアメリカ横断する際の節約術を紹介したいと思います。
まずはじめに、自分たちの旅の概要です。
・日数:10日間
・人数:3人
・行程:ニューヨーク→ロサンゼルス
・レンタカー会社:El Monte
・費用総額:$4,220($1,473/p)
アメリカ横断やキャンピングカーのレンタルにはお金が結構かかるというイメージですが、節約術さえ知れば意外と費用を抑えることができます!
次に費用の内訳です。
・キャンピングカーレンタル料金:$3,000(内、基本レンタル料金:$1,500、乗り捨て代:$750、保険料:$250、パーソナルキット(布団、食器など):$150、レンタカーの準備代:$125、税金等:$225)
・ガソリン代:$1,200
・宿泊費:$0 !!!
・排水代:$20
ガソリン代は思ったより高くつきましたが、何と言っても宿泊費を無料で抑えることができたのが大きかったです。
それでは、項目別に節約術を紹介していきたいと思います。
①レンタカー
キャンピングカーは、El Monteという会社で借りました。Googleで「アメリカ キャンピングカー レンタル」と検索したら一番最初に出てくる会社です。
日本で代理店をしているエルモンテジャパンのサイトから、見積もりをしてもらって最適なパッケージプランでレンタルできます。
が、私たちはアメリカのホームページから直接申し込みました。理由は、代理店を通すとその分の手数料などが増えると思ったからです。
エルモンテジャパンのHPによると、自分たちが借りたものと同じ車種で$274〜/日(パーソナルキット、保険料等込み)なので、ベースの金額はあまり変わらなかったかもしれません。
しかし、乗り捨て料金や無制限走行距離などを追加するとかなり高くなると思います。
アメリカのサイトから直接申し込むことをお勧めします。
車を借りる時には、レンタルカウンターで日本語の説明ビデオを見せてくれるので、英語に自信がなくても安心です。
②ガソリン代
キャンピングカーは、かなり燃費が悪いです。
僕たちの借りたC25というタイプ(中くらいのサイズ)で、8-10 MPG(1ガロンあたりのマイル数)(1ガロン=3.8L、1マイル=1.6km)でした。
C25には最大55ガロン入ります。普通の乗用車の3倍強くらいでしょうか。
ガソリンの節約術としては、
1、クルーズコントロールを利用する
2、安いガソリンスタンドを利用する
の二つが挙げられます。
クルーズコントロールは、ハンドルのボタン一つで車の速度を一定に保つ機能です。これを使えば、アクセルを踏み続ける必要はありません。
ハイウェイなどの長距離運転にはもってこいの機能で、ドライバーの余計な負担を減らし一石二鳥です。
クルーズコントロールを使えば、エンジンの回転数も一定に抑えられるので、余分なガソリン消費を抑えます。ぜひ利用してください。
アメリカのガソリンスタンドは、地域によって価格が全く異なります。
例えば、石油の産出するテキサスでは大体$2.5/gallonに対し、ニューヨーク、ロサンゼルスなどの大都市では$4/gallonになるところもあります。
また、同じ地域でも会社によって価格が変わるので、なるべく安いところを探しましょう。私見では、シェルは高いです。フリーウェイの近くによく見かけるFlying JとPilotが他のスタンドより平均的に$0.2/gallonほど安いのでなるべくこれらのスタンドを使うといいと思います。
③宿泊費
キャンピングカーで移動しているんだから、宿泊費がかからないのは当然でしょ!と思うかもしれませんが、実は宿泊費をタダで乗り切るのは意外と難しいんです。
キャンピングカーにはベッド・シャワー・トイレ・ヒーターが完備されているので車内で生活するには全く問題ないのですが、問題は泊まる場所です。
路上駐車や公共の駐車場でのオーバーナイトは禁止されていますし、何より危険です。
毎回モーテルやホステルに宿泊でも良いですが、それでは結局宿泊費が普通にかかってしまいます。
また、RV Parkというキャンピングカー専用の宿泊施設が全米に18,000箇所もあり、シャワー・ランドリーなど必要な設備が整っていますが、ここも利用するのに$15-$50かかります。
では、無料で、安全に泊まれるところはどこかというと、
・Flying J
・Pilot
この三つをオススメします。
Walmartは特にオススメで、大体のところが24時間営業で明るく、駐車場を警備の方々が巡回しているため安全性が高いです。
ただ、都市部の一部の店舗ではオーバーナイトパーキングを許可していないことがあるので注意してください。
Flying JとPilotは上でも出てきましたが、トラックやRVなど長距離運転用に作られているガソリンスタンドです。
レストランやコンビニが併設されているだけでなく、シャワー・ランドリーが併設されているところもあるので、上手に利用するととても便利です。
スマホアプリ「RV parky」を使うと、近くのWalmart,Flying Jやオーバーナイトできるかどうか等がわかるため、とても便利です。
④排水代
キャンピングカーには、キッチン・シャワー・トイレなどが備えられていて、水を使う機会が多いため、適宜給水・排水する必要があります。
RV Parkには給水・排水設備が整えられているため、便利ですが、上述の通り使用には料金がかかります。
ここでは、給水・排水設備の利用として再びFlying JおよびPilotをオススメしたいと思います。
ガソリンスタンドに併設してこれらの設備が備わっています。
給水は井戸のようなものを介して行われ、無料です。しかし、飲み水では無いので注意してください。
排水は、一回の使用につき$10かかります。
ガソリンスタンドのレジに使用料を払って使用コードをもらい、機械に打ち込むと排水溝が開くのでそこに排水します。
自分たちは2回排水したため$20かかりました。
これは、節約しようとしてその辺の排水溝に流したりすると怒られるのでやめましょう。
ここまでをまとめると、
・レンタルは直接アメリカのサイトから申し込む
・Walmart, Flying J, Pilotを上手く活用する
といったところです。
まだまだ節約できる余地はあると思うので、ぜひ色々試してみてください!
ニューヨークの歩き方(ブルックリン編) - US Exploring Day 1 -
東京から13時間弱、アメリカ東海岸、ニューヨークに到着しました。
これからNY、トロント、ナイアガラを数日観光して、遂にLAを目指してアメリカ横断が始まります。
今回久しぶりにJALを利用したのですが、機内の快適さに衝撃を受けました。
以前のイメージでは、JALやANAなど日本の航空会社は、サービスは素晴らしいものの、機内が狭かったり、食事が蕎麦ばっかりで個人的にあまり好きではありませんでした。
しかし、今回のフライトを経て、それらのイメージは完全に覆されました。
何といっても、機内食が美味しすぎる!!
フレンチレストランでグランプリ受賞のシェフによって作られたハヤシライス・オムレツ・チョコムースとの夕食と、変わらない美味しさ・吉野家の牛丼を朝から頂きました。
どちらも実際に現地で食べているかのような新鮮さでした。
最近もっぱらアメリカの航空会社を利用していて、機内食といえば単調な味のパスタか、謎の和食風テリヤキチキン丼しか食べていなかったので、このクオリティには本当にびっくりでした。
日本に生まれて良かった。。
座席も広く、全く不自由のない快適な空の旅でした。
NYの国際線の玄関、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)には10時半ごろ到着し、トロント行きの飛行機までは5時間ほどあったので、軽く観光しました。
まず、JFKからAirTrain(各ターミナルと駐車場、メトロの駅を結ぶモノレール。無料!)で最寄りのメトロの駅・Howard Beachに向かいました。
Howard Beach(写真上)からメトロのA lineに乗ると、ブルックリン、マンハッタンまで直通で行けます。所要時間はそれぞれ30分、45分くらいです。
30分くらい乗ってHigh Street駅で降り、有名なブルックリンブリッジを目指しました。
この日のNYは雲ひとつない快晴!で気持ち良い気候でした。
Brooklyn Bridge越しにマンハッタンの摩天楼が見渡せる川沿いのこの地域は、Dumboと呼ばれ、おしゃれなショップやカフェなどが集まっています。
アメリカの中でも特に健康志向なニューヨーカーたちは、サラダボウルの店に列をなしていました。
そんな中、ニューヨークといえば!なスライスピッツァを求めて、この店に入りました。
Dumboの一等地にあるこのFront Street Pizzaは、カウンターで先に好きなピザを頼み、その場で焼いてもらって、カウンターで会計するサブウェイスタイルでした。
ピザの種類がたくさんあって、選ぶのも楽しかったです。
写真のペパロニピザ($3)とコーヒー($2)を注文しました。
スライスの他に、1/4や1/2、ホールサイズもあるのですが、スライスでもランチタイムには十分すぎる大きさです。
食事をとった後、次の目的地であるトロントに向かうため、ラガーディア空港(LGA)を目指しました。
LGAはマンハッタンからEast Riverを挟んで東に位置し、国内線やカナダ便が多く発着しているようです。
電車のアクセスが悪く、ブルックリンからだと1時間半ほどかかってしまうため、Uberを使うことにしました。しかし、Uberがニューヨークでは法外に高く、$55くらい(車で25分ほどの距離)と予測されたため、電車とイエローキャブを利用することにしました。
無事、LGAに到着し、トロント行きのフライトにチェックインしようとした時、問題が発生!!
カナダに空路で入国するにはビザが必要!!
ということを知らず、持ち合わせていませんでした。
調べてみると、米国入国の際のESTAのカナダ版ETAというものを取らないと日本のパスポートだけでは入れないとのことでした。ちなみにアメリカパスポートでは入れるようです。
このETAですが、オンラインで10分ほどで申請($7)でき、その場で発行されるのでなんとかなりました。
さあ、ようやくトロントへ向かうという時にまたしても問題発生!
なんと、乗る予定だったトロント行きのフライトがキャンセルになったようです。。
理由はよくわかりません。。
15:50発のフライトがキャンセルになり、19:30発のフライトを取り直してもらいましたが、到着予定時刻が4時間ほど遅延。。
こんなにあるフライトの中で、なんでこれだけ、、
波乱の予感ですが、トロント、楽しんできます!
Happy Gap Year
はじめまして。
「ギャップイヤー」(gap year)という言葉をご存知でしょうか。
アメリカ、ヨーロッパなどでは広く普及している文化ですが、日本ではあまり見かけません。
高校を卒業して大学に入学するまで、大学を卒業して就職するまで、など節目と節目の間(gap)に1年間自由な時間を取ることです。
gap semester(学期)や1年以上の長期で取ることもあります。
日本人から見たら、「怠け」とか「甘え」と思ってしまうかもしれません。
この期間には、何をしてもいいんです。
「何をしてもいい時間」があったら何をするでしょうか。
「自分探しの時間」みたいなものですね。
欧米の人は、この期間を利用して、今まで経験したことがないようなことをする人が多いです。
例えば、世界一周してみたり、秘境と呼ばれるようなところでボランティアしてみたりといった感じです。
前置きが長くなりましたが、実は、私自身が現在この「ギャップイヤー」を絶賛謳歌中なのです。まあ、かっこよく言ってますが、肩書きはただのフリーターなのですが。。笑
2018年の秋に日本の大学を卒業し、2019年の秋に入社するため、1年間のモラトリアムが生まれたわけです。
簡単に自己紹介すると、
大学入学まではストレートで進み、1年間のアメリカ留学を経て学年を一つ落とした22歳の男です。
趣味は、旅行・スポーツです。
このブログが、他に同じような境遇の方がいるかわかりませんが、現在同じように「ギャップイヤー」を楽しんでいる方、現在は学生だけど、このまま社会に出るべきか不安な方、迷っている方、また、単調な生活に飽き、新しい刺激が欲しいと考えている社会人の方々に、何か響くようなものになれば嬉しいです。
また、「ギャップイヤー」という考え方が日本にも普及し、多くの若い人たちが経験することで、伝統や古い価値観にとらわれることなく、新しい視点で、長期的に物事を考えられる人が増えればいいなと思っております。
それでは、明日から私の「ギャップイヤー」第一弾・アメリカ横断編の始まりです。
お楽しみに!